2007年01月26日

浪曲に学ぶ

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♪カラオケ大好き!♪ 35号 前号(23部発行)2007.1.26
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 こんにちは!


 カラオケ・ボイストレーナーの”ケンちゃん”こと、湯川です。


 このメルマガは、”カラオケが10倍楽しくなるカラオケ・ボイ
 ストレーニング”のトレーナーで、七色の声を操る、カラオケ・
 ボーカリストの私が、ワンポイント・アドバイスと、連載小説で
 お届けします。


■今日の内容■==============================================


 ★ 誌上カラオケ教室( 浪曲に学ぶ )
 ☆ 連載小説『風たちの季節』第36話( 冬の病棟 )
 ★ 編集後記
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 ♪誌上カラオケ教室( 浪曲に学ぶ )




 私はこぶしがあまり回らないので、演歌はどちらかというと苦手
 です。


 しかし、演歌歌手に学ぶところは多くあります。


 特に浪曲出身の演歌歌手ですね。


 故、村田英雄、三波春夫。坂本冬美さんのスランプ脱出を助けた
 という双葉百合子さんなどの歌手を、ある程度年配の方はご存知
 かと思います。


 図書館などに行けば、貸し出しCDの中に必ずありますので、聞
 いたことがないという方は聞いてみてください。その歌唱力に驚
 かされると思います。


 浪曲は、一人で演ずる日本版ミュージカルのようなもので、あら
 ゆる役どころを演じなければなりません。


 子供、若い女、男から老人、役どころも様々。一人芝居をしなが
 ら歌も入れていくわけですから、演技力とともに歌唱力も鍛えら
 れるわけです。


 ただし、浪曲は喉をしめた独特の歌唱法なので、ここではその表
 現力に着目したいと思います。


 浪曲師のように七色の声を使い分けるのは難しいですが、まずは
 2種類の声を使い分けられるようになりましょう。


 それは、強い声と弱い声です。これで歌にメリハリをつけます。


 盛り上げるところと、しんみり歌うところに、意識して違いを付
 けてください。


 ただし、しんみり歌うところほど、腹式でしっかりと息をはきな
 がら、感情を込めましょう。


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小説 風たちの季節 第36話 ( 冬の病棟 )




 ♪主な登場人物♪


 僕    ;E大を卒業し、フォークソング・サークル”神田フ
       ォーク村”に5年目は学外部員として参加している。
       ”とんび”リーダー。
 高橋   ;”僕”がフォーク村で最初に結成したグループ
       ”Try”のメンバーで、2年で脱退していったギ
       タリスト。楽器は何でもこなすマルチプレーヤー。
       3年ぶりにフォーク村に復帰し”とんび”に参加。
 涼子   ;”僕”のバイト先の先輩。由美子の後がまとして迎
       える。
 西山   ;元E大短期部、大学祭実行委員会、学生会長。”と
       んび”メンバー。ベース担当。




 新メンバーを加えた、お義理のようなステージは、やはりそれな
 りにしかならなかった。


 涼子は最初で最後のステージを終え、申し訳無さそうにバンドを
 脱退した。


 それより僕は高橋が心配で、彼が入院したという東大病院へ見舞
 いに行った。




 「病名は何なの?」




 「急性肝炎だって。やんなっちゃうよ」




 「でも元気そうで良かったよ」




 実際、高橋は元気そうに見えた。


 営業をしていたのと、会社が同じ文京区で東大病院から近い事も
 あり、その後僕は3日と置かず、営業先から彼を見舞いに行った。


 12月に入り、いつものように病室を訪れると、高橋のベッドに
 別の人間が座っていた。


 ナースに聞くと、相部屋から個室に移ったという。




 僕は胸騒ぎを覚えながら、教わった病棟へ向かった。


 それは今までと違い、陽の当たらない北側の病棟だった。




 部屋を見つけ中に入ると、やけに黄色い顔をした高橋が僕を見て
 微笑んだ。


 傍に高橋と顔のよく似た若い男がいた。




 「弟なんだ」




 力なくそういうと、少し辛そうな顔をした。




 「今日はあまり調子よくないみたいだね」




 「そうなんだ。このところ酷くだるいし、お腹は痛いし、先生は
 肝炎だから少し長くかかるって言うんだけど・・・」




 僕はできるだけ、笑わせるような話題を選び、病人の気を紛らそ
 うとした。




 「じゃ、また来るね」




 僕がが病室を出ると、気を利かせて部屋から出ていた高橋の弟が
 話しかけてきた。




 「ちょっと、お時間いいですか?」




 「はい、何ですか・・・?」




 「実は、兄の病気のことなんです」




 肝炎というのは、病人に気を落とさせないための、嘘の病名だっ
 た。


 本当の病名は直腸癌。もう手遅れで、若いだけに進行が早く、も
 って3ヶ月だという。




 頭が真っ白にになるという表現があるが、このときの僕はそれに
 近かった。


 信じられなかった。


 間もなくモルヒネを使うようになるから、意識が混濁して意思の
 疎通が難しくなるので、僕の繋がりの仲間にも伝えて欲しい。


 よくは覚えていないが、高橋の弟から聞いたのは、多分こんな内
 容だったと思う。




 会社に戻っても仕事にならなかった。


 様子が変なのに気付いた同僚に誘われて、残業も早めに切り上げ
 飲みに行った。


 高橋の話をして、いくらか気持ちは落ち着いたが、全く酔えなか
 った。




 翌日、西山に会い、高橋のことを話した。




 西山もショックは隠せなかったが、僕よりは冷静に、今後取るべ
 き行動を考えてくれた。


 実際僕は、バンドで一番信頼していた西山に相談することぐらし
 しか、思いつかなかったのだ。




 「何度も分けて行くと、本人も疲れちゃうから、みんなでお見舞
 いに行きましょう。それより、高橋さん、好きな女性とかいなか
 ったんですか?」




 「そうだよね。長い付き合いなのに、そういうこと全然知らない
 んだ。誰か知っている人がいるといいよね」




 僕以上にシャイで、アグネス・チャンの大ファンで、フォーク村
 以外にも、沢山の音楽仲間がいた彼に、思いを寄せる人がいるの
 は自然なことだ。






                         つづく




☆★☆この物語はフィクションであり、
     登場する団体、人物等はすべて架空のものです☆★☆
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 ♪ 編集後記


 ドラマ『優しい時間』※の再放送を観たのですが、エンディング
 の平原綾香の歌がたまりませんね。泣きそうです。練習して挑戦
 してみようと思いました。※⇒ http://www.alived.com/time/
 
 ではまた月曜日に。




 カラオケが10倍楽しくなる!

 カラオケ・ボイストレーニング 開講
 http://park7.wakwak.com/~ukiuki21/contents13.htm
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 会場; 南小岩コミュニティー会館
     江戸川区南小岩7-17-10(JR小岩駅より徒歩5分)
 日時; 新年開催予定、1月31日 南小岩コミュニティー会館
            2月 7日 小岩図書館・音楽室
            2月14日 南小岩コミュニティー会館
            2月21日 小岩図書館・音楽室
            2月28日 南小岩コミュニティー会館
 各(水)pm7:30〜8:30 

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posted by ケンちゃん at 16:12| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記
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